小泉首相

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鯖の三枚おろし

   物語
9.11.2001

個性

料理の仕事を始めるまえに、衣料品の量販店に勤めていた
ことがあります。学校を卒業してから2年間ぐらいですね。
基礎からということで、肌着、靴下売り場へ配属になり、毎日
商品整理をやったのを覚えています。かなり昔の事になりま
すね、そのうちに商品の仕入れをやらせてもらえるようにも
なり、、どうしたら商品が売れるか、自分なりにいろいろ考え
ていた時期がありました。
あるメーカーの女性用のストッキング売り場、というか陳列棚
があって、40種類くらいの色違いのストッキングが陳列されて
いたのですが、よく売れる色もあればあまり売れない色もあり
ます。よく売れる色は、チャコールグレーやその他5,6種類ぐら
いでしょうか、赤とか黄色の色もありましたが、それ程でもなかっ
たですね。そんな思いもあって
メーカーの営業の方に質問をしたわけです。
 「ストッキングの色は40色も要らないのでは?売れ筋の5色
 くらいで良いと思うんですが?そうすれば場所もとらないし、
 他の商品を置くこともできますよね?」
その営業の方が言うには
 「チャコールグレーは良く売れますが、チャコールグレーは
 チャコールグレーだけでは売れないんです。赤とか黄色その
 他色々な色があってよく売れるようになる。反対に赤とか
 黄色の色もチャコールグレーみたいな色があって始めて
 売れるようになるんです。」
という事でした。
なるほどな!と思わされましたね。

こういう事というのは確かにありますよね。
飲食業でいえばチャコールグレーに当たるのは集客力のある
大手FCグループ、赤とか黄色は専門店や個人経営の店でしょ
うね。色の違う店があって自分の色をより良く、また魅力的に
見せることができるようになる。
ともすれば競合する対象と見てしまいがちですが引き立て役に
なる。専門店があって大型店が成り立ち、大型店があるから
こそ専門店がより魅力的になる。
料理の味付けでいうところの、相乗効果みたいなものですね。
また、これは、人間関係にもいえると思います。

私自身をより魅力的に魅せる為に、周りの人達が必要なんです。
色んな職業の人がいます。色んな事を言う人がいます。
でも、あまり気にする必要はない。

私は、私自身。

大切なのは、どんな色でもよいから自分の色をしっかりだすこと。

自分色のストッキングを陳列棚に並べる事だと思います。

多くの色の中に混じり

より魅力的な色に輝きだします。







逆説の十戒